experts-main_03

屋根工事こそ専門家に

非常に残念なことですが、リフォーム業界にはいまだに悪徳業者と言われる人々が存在し、「被害をこうむった」という話が後を絶ちません。
屋根の専門家として、雨漏りをさせないことを誇りとしてきた私たちにとっては非常に情けない事態ですが、少しでもこのような被害をなくすために、どのような点に留意するべきかお伝えしたいと思います。

experts_07


外部リフォームで最初に傷んでくる場所は屋根です。
直射日光にさらされ、雨や風を受け止めているのですから無理もありません。
カラーベストやスレート屋根の場合は新築時から約10年、瓦屋根の場合は約20年というのがおおまかな点検の目安です。
ところが、そのようなタイミングですっと入り込んでくるのが、いわゆる訪問セールス。
すべてが悪徳業者というわけではありませんが、「今やらないと大変なことに」「今ならついでがあるのでお安くなります」などと言葉たくみにもちかけ、ズサンな工事をした上に電話をしても連絡がつかないというケースが多いことも事実です。
そういった悪徳業者につかまらないようにするためには、絶対に急がないこと。
あなたが急がないことによって、相手の業者が誠実か、そうでないかが見えてきます。
その理由をご説明する前に、まずは悪徳業者の手口にはどのようなものがあるのかを挙げてみましょう。

experts_07

その訪問セールス、本当に大丈夫?

あの手この手を知っておこう

挨拶商法

近所で工事をするという言葉で安心させ、親切に声をかけたという形で入り込むという方法です。
近所で工事をするという言葉で安心させ、親切に声をかけたという形で入り込むという方法です。

点検商法

無料だし、とりあえず見せるだけならという心の隙をついて、家の中に入り込んでくる方法です。
無料だし、とりあえず見せるだけならという心の隙をついて、家の中に入り込んでくる方法です。

不安商法

びっくりさせて動揺を誘い、入り込むという方法です。
びっくりさせて動揺を誘い、入り込むという方法です。

見本工事商法

そう言って工事を始め、工事の途中で「あれもこれもやらなければ工事が進められない」と、追加工事を勧められます。その結果、半額と言われた工事金額が3倍、4倍になるという方法です。
そう言って工事を始め、工事の途中で「あれもこれもやらなければ工事が進められない」と、追加工事を勧められます。その結果、半額と言われた工事金額が3倍、4倍になるという方法です。

アフター商法

そう言って屋根の上などに上がり「すぐに工事をしないと大変です」と、工事を急がせ、考える余裕を与えずに契約をさせられるという方法です。
そう言って屋根の上などに上がり「すぐに工事をしないと大変です」と、工事を急がせ、考える余裕を与えずに契約をさせられるという方法です。
experts_25

上記のような手口の組み合わせで、営業マンたちは話を持ちかけてきます。
そういう時の一番の対処法は、いくら相手が契約を急かせてきても、「近所で工事をしているって、どこのお宅?」「会社はどこにあるの?」「施工事例を見せてちょうだい」など、落ち着いてどんどん質問することです。
きちんとした会社であれば喜んできちんと答えるはず、これが悪徳業者かそうでないかを見分ける目安になります。
それでも不安な場合は、お近くの専門店もしくは、地域(市役所など)の相談窓口に一度ご相談ください。

どんな会社がいい会社?

experts_28


適正価格でしっかりと工事をおこない、アフターメンテナンスも万全。
お客様にとっては、もちろんそんな会社が良い会社に決まっています。
私たちの業界もまた技術者の集まりですから、誇りを持っていい仕事をして、それに見合うだけの料金をいただけるのが本来の望みなのです。
それなのになぜ、世の中から手抜き工事や悪徳リフォームという言葉が無くならないのでしょうか。
その原因の一つに、下請けや孫請けが多いというこの業界のシステムがあります。


たとえばAさんが屋根の葺き替えをハウスメーカーに依頼したとします。
そのハウスメーカーが取引のある工務店に発注し、工務店が弊社のような屋根専門店に発注したとしましょう。
そうすると屋根専門店は孫請けということになります。
この場合、元請であるハウスメーカーも下請けである工務店も、手数料という名目で利益を取ります。
それぞれ1割の手数料を取ったとすれば、残りの8割が屋根専門店の手に渡ります。
屋根専門店はそのお金で施工費用を賄った上に、何がしかの利益を上げなくてはなりません。
仮にAさんが100万円支払ったとしても、孫請けに行った時点で80万円の仕事になってしまっているわけです。

これが悪徳リフォーム業者になると、手数料などというようなものではなく、半分以上を懐に入れ、残りを施工店に渡すところもあると聞きます。
これでは身銭を切る以外に、施工店がきちんとした仕事をする方法はありません。
このような悪徳業者にひっかかれば、お客様はもちろん、施工業者も職人も、誰もが不幸になってしまいます。

experts_37
experts_40


上記のような理由から、これまで下請け・孫請けに甘んじることの多かった屋根専門店や塗装店が最近になってお客様からの直接受注を目指し始めました。
技術力と施工能力を持つ会社が直接お客様のご相談に乗り、見積りさせていただくことで、中間マージンが不要となり、良いものを安価にご提供することが可能になるからです。
さらに施工会社自身もお客様に対して胸が張れる仕事ができる上に、適正な利益が見込めます。
そういう会社は職人肌で、技術には自信はあっても営業が苦手、というところも多いのですが、誠意を持ってお客様にぶつかっていこうと頑張っています。

弊社もそんな会社の一つ。
職人としてのプライドを持ち、地域の皆様に喜ばれる仕事をしていきたいと願う技術者の集団です。
地域に根を下ろした、直接施工の屋根・外壁専門店をぜひ探してみてください。
技術者としての誇りを大切にしている会社であれば、絶対にベストを尽くすはずですから。